新日本プロレス11月5日大阪大会でIWGP・USヘビー級王者のウィル・オスプレイ(29)に挑戦する内藤哲也(40)が、来年1月4日東京ドーム大会での〝大逆転〟の可能性を指摘した。年間を通じての目標でもあるドームのメイン出場が絶望的な状況下。だが、9年前の悪夢の当事者は、ギリギリまで諦めずに〝切り札〟の存在を探すつもりだ。
内藤は今夏のG1準決勝の雪辱も期してオスプレイに挑む。今シリーズは王者不在のため、前哨戦が組まれておらず「別にオスプレイのことは批判しないですよ。不満なのは、王者の試合を組まない新日本プロレスに対してです。これでいいのかなって思いますね」と不公平な日程に制御不能節をさく裂させた。
US王座取りに動いた理由の一つには、東京ドームのメイン出場という目標への「最後の悪あがき」という意味合いがある。来年大会のメインは発表済みのIWGP世界ヘビー級選手権(王者ジェイ・ホワイト vs 挑戦者オカダ・カズチカ)が確実視されている。
だが、内藤は「まだ正式にメイン確定と発表されてないですからね。言わなくても分かるだろってことかもしれないですけど。ただ、俺も『決まりだろう』と思ってた時にひっくり返された経験持ってますし『一寸先はハプニング』なんて言葉もありますから。諦める必要はないと思ってます」と言い切った。
実際に内藤は2013年に起きたどんでん返しの当事者だ。同年のG1覇者・内藤は挑戦権利証も守り抜きIWGP王者オカダとのドーム決戦が決定した。ところが11月大阪大会でインターコンチネンタル王者の中邑真輔が棚橋弘至を挑戦者に指名すると、団体はIWGP戦とどちらをメインにするかファン投票を実施。IC戦が大トリとなり、内藤の試合は事実上セミに降格となった。
IC王座が封印された現在、US王座は団体内でIWGP世界王座に次ぐ位置付けの印象が強い。それだけに内藤は「俺からファン投票は望まないですよ。試合順は見せる側、つまり新日本側が決めるべきで、その責任をお客さまになすりつけるのは違うと思うので。でも過去にありましたから、ひっくり返したことが。可能性がゼロじゃないことは歴史が証明してるでしょ」と〝逆転の一手〟はあると信じている。
問題は当時の「中邑―棚橋」に匹敵する黄金カードがあるのかどうかだが…。「俺が考えるべきことは、オスプレイにどう勝つかだけではなく、新日本が判断力を失うくらい魅力的な挑戦者がどこかにいないかなってことですかね」と、不敵な笑みを浮かべていた。











