授与のタイミングは――。日本実業団陸上競技連合は26日の理事会で全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の優勝旗を新たに製作することを決定した。
〝行方不明〟が判明してから約半年。ようやく優勝チームの〝象徴〟が新調されることになった。昨年11月、前年覇者の富士通が優勝旗を返還する準備を始めたところ、なくなっていることが発覚し、今年1月に初Vを果たしたホンダ(埼玉)に贈呈することができない事態となっていた。
この日、実業団連合の阿相久志事務局長は「優勝旗を作り直し、優勝チームに渡す。そして1年経ったら戻してもらって、次の優勝チームに渡すという従来の方法を踏襲することに決まった」と説明した。デザインは従来のものに近づけ、費用は富士通が負担する方向で調整。さっそく同日中に業者に発注するという。
では、ホンダの手元に届くのはいつになるのか。阿相氏は「(完成は)一般的に3~4か月」とした上で「できれば9月中に(渡すことができれば)」と話す。
また、9月には全日本実業団対抗選手権(岐阜)が開催されることから、その場で〝優勝旗授与セレモニー〟を行うプランも浮上。ただし「(先方が)『改まった贈呈式は…』と遠慮されるようであれば、出来上がった段階で届けることになると思う。そこは工程のスケジュールとホンダさんの意向や希望も踏まえながら対応していきたい」(阿相氏)。晴れの舞台をきっかけに再び富士通に批判が向かないように配慮する可能性があるというわけだ。
一方、再発防止に向けて関係者からは「優勝チームに(優勝旗が)どのような状況か定期的に確認し、報告してもらうと。そうすれば企業側に意識づけしてもらえるのでは。今回のことを教訓にしなければいけない」という声も上がった。
ニューイヤー駅伝は新たな優勝旗とともに歴史を紡いでいくことになる。












