巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が4日の広島戦(東京ドーム)の8回に代打で登場し、決勝打となる先制の8号ソロを放った。

 まずは先発の山崎が8回3安打無失点と文句なしの快投を披露したが、打線は相手先発・森下を前に序盤から沈黙。重苦しい雰囲気のまま迎えた0―0の8回一死走者なしの場面でその山崎伊に打順が回ると、代打・キャベッジが打席に立った。

 前カードの阪神戦(甲子園)中には2試合連続安打を放つなど、復調気配を見せていた助っ人。カウント1―1から内角寄りに入ってきた森下の直球を力強く弾き返すと、打球はそのまま右翼スタンドへ。これが決勝打となる値千金のソロアーチとなり東京ドームは歓声に包まれた。ベンチでもチームメートが手を挙げて喜んだ。

 左肘の負傷により長期離脱中となっている主砲・岡本の代役として巨人の第93代4番を務めたものの、6月の月間打率は1割2分9厘にとどまり、不振に苦しんだキャベッジ。「自分にとってはなかなかヒットが出ないという意味で、つらい6月でもありました」と振り返りながらも「両親からは『長いトンネルの先には必ず光がある』という言葉をもらって、それを励みに、心の支えしました」とここまでの日々を回顧。この一打はまさに長いトンネルを抜ける光となったようだ。

 再起のきっかけをつかんだ助っ人は「悔しさをバネに、これから巻き返しを図りたいという風に思います」と力強く宣言。復調を印象付ける一打は、さらなる弾みとなるか。