巨人が1日の阪神戦(甲子園)に1―2で敗れ、連勝が「3」でストップ。トレイ・キャベッジ外野手(28)が犯したまさかの憤死が終盤の試合展開に大きく響いた。

 先発の西舘は6回2失点と試合をつくり、2点ビハインドの6回には坂本の適時二塁打で1点差にまで迫った。流れを引き寄せたかに思われたが、続く7回の攻撃でまさかのプレーが起きた。

 イニングの先頭で代打として打席に立ったキャベッジは右前へポトリと落ちる安打を放つと、深めに守っていた相手右翼手・森下の位置を確認して迷わず一塁ベースを蹴った。

 だが、森下の好返球もあって二塁でタッチアウト…。ヘッドスライディングしたキャベッジは悔しさをあらわにしたが、ベンチの阿部監督は思わず突っ伏してしまった。

 つかみかけた流れを自ら手放すミスに、阿部監督は「アグレッシブで済ませていいのかっていうね。『野球を知りませんでした』っていうのと『アグレッシブ』は紙一重かもしれないけど、そうでは済ませてほしくないですよね。(今まで)アグレッシブにいってセーフの試しがないからね」と〝暴走〟を断罪。キャベッジ本人も「点差をもうちょっと考えて走塁するべきだった」と猛省した。

 チグハグなプレーが目立つ新助っ人の起用法には、阿部監督も頭を悩ませているようだ。チーム関係者の一人は「キャベッジはポテンシャルはもちろん高いんだけど、打撃の調子が良くないと守備や走塁などほかのプレーにも影響が出てしまうタイプ」と指摘。「調子のムラが大きいから、阿部監督もどう使うべきかかなり苦労して考えていますよ」と同情するしかなかった。

 一時は左ヒジの靱帯損傷で長期離脱となった岡本に代わる4番も務めたが、打率2割4分8厘、7本塁打、25打点と苦戦続き。6月17日の日本ハム戦(東京ドーム)以来にマークした安打も苦々しいものとなってしまった。安定感を保てなければチームの上位浮上、リーグ連覇も遠のきかねない。