パ4位のソフトバンクは28日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に2―1でサヨナラ勝ち。連敗を「2」で止めて5割復帰を果たし、首位とのゲーム差も「3」とした。

 劇的勝利だった。打撃陣は再三の好機をつくりながらもなかなか得点を奪えず。それでも7回に野村の適時打で追いつくと、9回は二死二塁から周東佑京内野手(29)に右翼手の頭上を越えるサヨナラ打が飛び出した。小久保監督は「本当は(先発の)モイネロに勝ちをつけてやりたかったけど、ともあれ最後サヨナラで勝てて良かった」と安堵の表情を見せた。

 その一方で手放しに喜べない〝課題〟があるのも事実だ。4回、一死一塁から併殺打かと思われた打球を二塁手・川瀬がファンブル。痛いミスが結果的に先制点へとつながった。27日の試合でも終盤の3失策が失点に結びつき敗戦。指揮官は「守備のほころびが多い。今のゲーム差につながっている。レベルを高めていないといけない」と勝ってかぶとの緒を締めた。

 昨季の失策数は12球団最少となる「53」だったが、今季は48試合を消化した段階で12球団最多の「34」。単純計算でシーズン143試合に換算すれば失策数は100個を超えるペースだ。チームとしては、明らかに看過できる数字ではない。昨年から試合に出ている選手も多いだけに、チーム内からは「一度ついた技術は、そう簡単に落ちない」「試合の状況、雰囲気を察したり、気持ちの持ち様を今一度整理することも大切」などとさまざまな声が飛び交っている。

 首位・日本ハムとの2連戦を1勝1敗で終え、ゲーム差を「3」に戻したものの、いまひとつ波に乗り切れていないホークス。上位進出を狙うにはこの課題克服が必須となる。