ソフトバンクは3、4月の戦いを14勝12敗で終えた。開幕から5連勝と好スタートを切ったものの、4月は5カード連続で勝ち越しを逃すなど10勝12敗と負け越し。それでも混戦状態のパ・リーグにおいて2位につけている。
そんなホークスが今季から拡大させている取り組みがある。それが打撃練習「ミックス」の拡大だ。打撃投手が真っすぐのみならず変化球も交えて行うフリー打撃のことで、打者は事前に球種を伝えられないためただ打つのみならず、試合さながらの実戦の機会となる。
昨年はブレークを果たした野村が行っていたが、今季はファームを含めて若手選手を中心にその取り組みが拡大。選手育成などの役割を担う関川コーディネーターはその意義についてこう語った。
「(今までのフリー打撃だと)結局脳が働かない。フォームの再現性を出すことも必要ではあるんですけど、打ちやすいボールだけだと考えなくても打ててしまう。それだと技術が上がらない。今までの練習は否定しないけど、そういう練習も入れていかないと」
若い選手にとって同じ球を繰り返し打ってフォームを固める作業は重要だ。その一方で、それが慣れにつながってしまえば「ただなんとなく打つだけ」になってしまう。「打てる選手はそういうことを普通の球でもちゃんと考えて自然とやっている」というプロの世界で、メジャーも参考にした上で根拠を用いた「選手任せにしない取り組み」の一環だった。選手からは「ミックスをやっておけば反応も違うしエラー動作もわかりやすく出る」と反響があった。
ミックスでは打撃投手の貢献もより必要になる。グラウンドからは「変化球を投げるだけじゃダメなので。しっかりゾーンに投げこまないと打者がタイミングを外された時の対処など練習にならない。僕たちもスキルを上げていかないと」と声が聞こえた。球団として取り組む〝ミックス拡大〟。若鷹は成果につなげられるか。












