「8回の悪夢」に襲われた。巨人は30日の広島戦(東京ドーム)に2―3で敗戦。コンディション不良により登板が見送りとなった大勢投手(26)の穴を埋めることができなかった。

 手痛い一発を浴びた。先発のウィットリーが6回無安打無失点とゲームメークすると、打線も増田陸の2号ソロなどから7回までに2点のリードを獲得。このまま逃げ切るかに思えたが、8回に代役セットアッパーとしてマウンドに上がったルシアーノが誤算に…。

坂倉(手前)に逆転アーチを浴びたルシアーノ
坂倉(手前)に逆転アーチを浴びたルシアーノ

 ストレートの四球を2つ与えると、最後は二死一、二塁から坂倉に痛恨の3ランを被弾し形勢逆転。最終盤の1点差は重く、追い上げもかなわずに敗れた。

 それでも阿部監督は「重圧がかかるところで行かせてるこっちの責任なんで」と、開幕からここまで8試合連続無失点としていた助っ人右腕を擁護した。

 大勢が不在の影響が表れた結果となったが、最悪の結末は回避できそうか。前日29日からコンディション不良を訴えた右腕だったが、この日は抹消されずベンチ入り。阿部監督も「思ったよりも今日の状態が良かったので。一応、抹消はしないっていう方向で決めました」と説明し、重症ではないことを強調した。

 チーム関係者も「蓄積疲労などではなく、一過性の症状だからまだ良かった。疲労系のものだと長引いてしまうから」とひとまずは安どの表情を浮かべた。5月1日から始まる阪神戦(甲子園)での起用については「様子見ですかね」(阿部監督)と引き続き細心の注意を払いながら復帰のめどを探る方針。9連戦の山場を迎える中で大勢の存在は必要不可欠なだけに、このまま良化が待たれるばかりだ。