広島は10日のDeNA戦(横浜)に5―3で逆転勝利。序盤のビハインドを赤ヘル打線がはね返した。

 この日は先発・床田が立ちあがりから制球に苦しみ、3回までに3本の適時打を喫して3失点。だが、前夜のサヨナラ負けからの嫌な流れが充満する中で、赤ヘル打線の上位陣が負の流れを断ち切った。

 3点を追う3回。DeNA・平良に対し、5月打率4割越えの絶好調・助っ人ファビアンが口火を切った。「点数取らないといけないと思って」と、無死一塁から右腕のスライダーを左翼ポールにブチ当てる追撃の4号2ランで1点差。さらに6回には2番手・森原からつくった一死二塁の好機で、右前に同点適時打。「ヒットになってメチャ良かった」と2打席連続の快打で試合を振り出しに戻すと、4番・末包も続いた。

 なおも一死二塁から「ファビ(アン)がとんでもなく打つので。その流れに乗って打ちました」(末包)と、右中間フェンス直撃の勝ち越し適時打。4―3と逆にリードを奪い、終盤は7回途中まで6安打3失点で踏ん張った床田の後を、島内→森浦→栗林とつなぎ、敵打線の追撃を断ち切った。

 二死満塁の9回には、好調の1番・中村奨が5点目適時打を叩き出すなど、序盤の劣勢を上位打線が勝負どころで快打を積み重ねての逆転勝利。前日まで今季全敗、昨年の9月3日から続いていた横浜スタジアムでの連敗を「8」でストップさせた。

 新井貴浩監督(48)は「ビジターで先制されながらもひっくり返して(勝った)というのは、すごくいい内容の一日」とうなずいた。前年終盤から苦い敗北を重ねた〝鬼門〟克服&3カード連続の勝ち越しへ、11日のカード最終戦はさらに大事な試合となりそうだ。