第97回選抜高校野球大会第8日第2試合が、25日に甲子園で行われ、聖光学院(福島)が早稲田実(東京)に7―4で逆転勝利。斎藤智也監督(61)は、「最初から分が悪いと思っていたので、その分相手さんより覚悟が大きかったのかな。そのあたりで選手の勢いが出てきたのも見えて、頼もしくなったなと思って見ていました」と笑顔で話した。

 序盤は早稲田実先発・中村(3年)に苦しめられたが、0―3で迎えた4回に打線が食らいついた。無死から竹内(3年)の適時二塁打で1点を返すと、一死一、三塁から石沢(3年)のスクイズで1点差に迫った。さらには大嶋(3年)の適時打も飛び出し、試合を振り出しに戻した。指揮官は「中村君は(再度マウンドに上がった)最終回にマックス145キロ出てますから。最初からアドレナリンがバンバン出てたら打てていなかったかなと」としつつ、「初回から中村君に対しての反応は悪くないなと。打席を重ねるごとに手応えをつかんでいるように感じたので、自信を持たせるように背中を押しました」と目を細めた。

 3―3の同点で迎えた7回には竹内、守備での好プレーを連発した細谷(3年)、石沢の適時打で3点を追加し、勝ち越しに成功。投げては常葉大学菊川との1回戦(22日)で延長10回123球の熱投を披露した先発・大嶋が4点を失いながらも、9回144球を投げ切った。「中盤以降はあんまり考えず反射的に投げているなと。連戦になるので。きょうは最後までマウンドに立って踏ん張ってほしいという思いがありました」とたたえた。

 難敵を撃破した聖光学院ナインが、勢いのまま福島勢初のセンバツ優勝を目指す。