東京女子プロレスの〝未完の大器〟渡辺未詩(22)が大金星だ。

 シングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝(31日、大手町)で、プリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子(31)と対戦。スピードとテクニックでペースを握られ、苦しい展開を強いられた。

 それでもショルダーアタックでなんとか反撃の糸口をつかみ、619(ロープ上のブーメランキック)もハンマーパンチで迎撃。ノーザンライトスープレックス狙いで組みついた中島をそのままジャイアントスイングでぶん投げた。

 これで勢いづいた渡辺はレーザービーム(チョップ)で動きを止めると、フランケンシュタイナーを狙う中島に顔面からマットに叩きつけるティアドロップを決め、3カウントを奪った。

 試合後は「中島さんに勝つことができました! いつかは先輩たちの高すぎる壁を私たちが越さなきゃいけないなと思っていて。でも、すごい難しくて、今日はボロボロにやられたけどギリギリ勝てました」と涙ながらにマイクを握った。

 さらに「この夏は先輩たちを超えなければいけないと強く思っていた」とし「尊敬している中島さんに勝てたからこそ意味がある。準決勝は誰と当たるかまだわからないけど、東京女子の看板である先輩たちの壁を越えたい」と誓った。

 この他、山下実優、坂崎ユカ、鈴芽が準決勝(8月13日、後楽園)進出を決めた。