争奪戦勃発だ。DeNAが、日本ハムから自由契約となった大田泰示外野手(31)の獲得調査に乗り出すことが8日、分かった。

 この秋に突然の〝ノンテンダー〟となった大田だが、水面下ではすぐに複数球団が調査に動き出していた。そんな中、DeNAは長打力と高い守備力を併せ持つ貴重な右の外野手として評価。外野陣には佐野、オースティンらがいるが、強肩で右翼を守れる大田が加われば、チームの課題だった層の厚みが増す。

 大田は2008年のドラフト1位で巨人に入団。16年オフに巨人から日本ハムへトレード移籍すると大砲の才能が一気に開花し、レギュラー右翼手として活躍した。だが13年目の今季はスランプにはまって76試合、3本塁打、打率2割4厘。国内FA権を8月に取得したもののオフに自由契約の身となった。

 DeNAの本拠である横浜は、東海大相模高出身の大田にとってホームでもある。ただし同等条件を準備して獲得調査を進めている他球団もあることから、まだ方向は定まっていない。

 本人に近い関係者によると、大田は家族の生活環境を重視しているとのことから「地縁」と「安定」が移籍先のキーワードになりそうだという。今オフは大物不在で静かなFA市場とささやかれていたが、〝ノンテンダー・タイシ〟の登場でにわかに活気づいてきた。