広島・栗林が26セーブで球団記録更新「越すことができて良かった」NPB新人連続Sにも並ぶ

2021年09月26日 19時49分

お立ち台でガッツポーズする栗林
お立ち台でガッツポーズする栗林

 歴史を塗り替えた。広島の栗林良吏投手(25)が26日、DeNA戦(横浜)で2点リードの9回から登板し、26セーブ目。2003年に永川(現一軍投手コーチ)がマークした球団の新人最多セーブ記録を更新。「開幕する時から永川さんのところが目標だったので、それを越すことができて本当に良かった」と素直に喜んだ。

 二転三転のシーソーゲーム。チームは終盤でひっくり返され、2点を追う展開となったものの9回に打線が再び猛奮起した。鈴木誠、菊池の適時打で相手ストッパーの山崎を打ち崩し、一挙4得点を奪って逆転に成功。ブルペン待機していた鯉の守護神にも当然のようにスイッチが入った。

 前日も9回からマウンドに立った右腕はセーブを挙げ、大記録に並んだばかり。連投にも気合十分で、まず先頭の宮崎を遊ゴロ。新人王争いのライバル・牧も伝家の宝刀フォークで遊ゴロに仕留め、わずか5球で二死を奪った。大和にはフルカウントまで粘られて左前打を許したが、慌てることなく最後も神里をフォークで空振り三振。自らの記録達成でチームに勝利を呼び込むとマウンドで自然と笑みがこぼれた。

 試合後は、あらためて「うれしいという気持ちもありますし、こういうゲームで最後しっかり締められて良かったと思います」と振り返った。

 開幕から22試合連続無失点で球団記録を塗り替え、今夏の東京五輪では侍ジャパンの守護神としてチームを金メダル獲得にも導いた右腕の〝快挙連発〟は、まだまだ続きそうだ。この日はDeNA・山崎が2015年に達成した9試合の新人連続セーブ記録にも並んだ。「更新したい気持ちもありますが、4点差で投げるんだったらそれで。チームが勝てればいいかなと思います」と謙虚にコメント。

 10―8で大乱打戦を制したチームは同一カード3連勝を決め、最下位脱出を果たした。今季は残り24試合。頼もしき鯉のルーキーも臨戦態勢を整えつつ、自らの記録よりフォア・ザ・チームの精神を貫き右腕を最後まで全力で振り続ける。

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