中日・門倉二軍コーチ「直前までブログ更新」「自宅にケータイ置いたまま」謎だらけの失踪

2021年05月27日 05時15分

失踪した門倉二軍投手コーチ

 謎の失踪で球界内外に大きな波紋が広がっている。中日の門倉健二軍投手コーチ(47)が一身上の都合で退団したことが26日に球団から発表された。今月15日から二軍の練習に無断欠席していたとあって、ネット上などでも安否を心配する声が噴出。選手時代に「あごの長さでは現役一」と自称するユニークな一面もあった門倉コーチはいったい、どこへ消えてしまったのか――。

 球団によると、門倉コーチは今月15日から二軍の練習を無断欠席。翌16日には家族が愛知県警に捜索願を出したが、いまだ連絡の取れない状態が続いている。一方で球団に20日付の消印で退団届が郵送されてきたため、本人直筆であることを家族に確認した上で、26日付でこれを受理。加藤宏幸球団代表によると、退団届は二軍マネジャー宛てに送られ「一身上の都合により退団させてもらいます」との旨がつづられていたという。同代表は「本人とは全く連絡は取れていないが、無断で練習を休んだことも球団として重く受け止めている。補充については急な話なので考えておらず、今いるコーチたちで何とかやってもらうことになる」と説明した。

 いったいなぜ、こんなことになったのか? ネット上では「早く出てきてほしい」「めっちゃ心配だがや」「大丈夫なのか…」「どうしたの?」「ただただ無事であってほしい」「どんな闇があったのだろう?」などと事件性を憂慮する声まで上がった。

 門倉コーチと親しい球団関係者も「突然姿を消すなんて信じられない。こういうことがあると借金絡みとか、女性絡みとの憶測も出てしまうのだろうが、真面目で性格も明るいし、トラブルに巻き込まれるような人間にはとても見えない。いなくなる直前の様子も全く変わったところがなかった。自宅に携帯電話を置いたまま、いなくなってしまったようだ」と戸惑いを隠せない。

 近鉄、韓国プロ野球SKでコーチと選手の関係だった本紙評論家の伊勢孝夫氏も門倉コーチの失踪を心配する一人だ。

「あいつは本当にいいやつでね。身体はでかいのに気が優しすぎるところがあった。思い出すのは韓国時代、どうにも内角攻めができなくてね。もっと厳しく行かんかい!と何回どやしつけても、よう投げることができんかった」

 一方、交遊関係については「悪い人たちと付き合ったりという話は聞いたことがない。周囲とワイワイやる感じでもなかったし、試合が終わったらいつも一人で真っすぐ家に帰りよるタイプ。まじめなやつだったから、思い詰めてしまったんやろうな。変な事件に巻き込まれてないといいんやが…」と安否を気づかっていた。

 門倉コーチは自身のブログを4月に4回、今月も5回と定期的に更新していた。動物好きで、特に愛犬家としても知られており、殺処分寸前の犬を引き取って里親になるなど心やさしい一面を持つ。直近の13日には過去に自身が預かっていたマルチーズの写真と、新たな里親から送られてきた写真を何枚も載せ「なんと可愛いーーー こんなに嬉しいことはありません」「里親様 ありがとうございます! みんなー 幸せになーれ」などとアットホームな投稿をしていた。12日には2歳になった孫を笑顔交じりに抱っこする動画をアップするなど幸せいっぱいの様子を見せていただけに謎は深まるばかりだ。

 一軍で指揮を執る与田監督は「詳細はまだこれからなので、今は球団の発表でお願いします。詳細をまだ聞いてないので答えようがない。それだけです」と話すにとどめた。

 過去には阪急、阪神、ダイエーで活躍した松永浩美氏が引退後に「失踪した」と大騒ぎになったものの、実際には「ケータイをなくして1週間くらい連絡が取れなかっただけ」(本人談)と笑い話になった例もある。失踪に至った理由はともかく、ファンや関係者は一様に無事でいてほしいと願っている。

関連タグ: