DeNAは21日ヤクルト戦(神宮)を5―3で勝利し、連敗を5でストップ。4回に一打逆転のピンチを迎えるも三浦大輔監督(47)の継投策が光った。

 来日初勝利を狙った先発フェルナンド・ロメロ投手(26)は序盤雨で制球に苦しみながらもホームを踏ませず。しかし3点リードで迎えた4回、遊撃・大和の失策を皮切りに連打を浴びたちまち1点差に。一死満塁のピンチで3番・山田哲を迎えた場面で三浦監督は2番手・三上をマウンドに送った。

 4回途中2失点(自責1)のロメロは「立ち上がりは良かったのですが、コントロールが乱れてしまい、途中でマウンドを降りる形になり申し訳ないです」と反省しきり。失策絡みとはいえ悔しい降板となった。

 しかし、後を受けた三上がわずか3球で山田哲を遊飛に抑えると、本塁打リーグトップの4番・村上を迎えた場面で指揮官は砂田にスイッチ。砂田も見事左対左の起用に応え村上を直球で三振に斬って取り一打逆転の大ピンチをしのいだ。

 三浦監督は「(ロメロは)球数もいってたし4回いってほしかったけど、流れ的にも抑えないといけなかった」と早い回での継投についてコメント。「三上は(山田哲の)ワンポイントと決めていたし、村上のところで砂田というのも決めていた」と明かした。

 両投手の好投に指揮官は「本当にナイスピッチングだった」と喜びを隠しきれなかった。