掟破り采配がハマったDeNA・三浦監督「左投手だから右打者ということはない。山下の勝負強さを見て決めた」

2021年05月07日 23時19分

本塁打のオースティンを迎える三浦監督(中)

 DeNAが7日の阪神戦(横浜)に12―6で勝利した。

 両軍合わせて26安打が飛び交った乱打戦。DeNA先発の2017年育成1位でプロ初勝利を狙った中川虎大投手(21)は、阪神の怪物ルーキー・佐藤輝に右翼席上段に設置された看板を直撃される10号ソロを浴びるも4回2失点と粘投した。

 阪神先発・チェンに無安打に抑えられていた打線は4回、先頭オースティンが四球を選ぶと佐野、牧、ソト、宮崎の連打で3点を奪いたちまち逆転。なおも一死一、三塁のチャンスで三浦大輔監督(47)は左腕のチェンに対し、中川虎に代え左打者の山下を代打で起用。5日の中日戦(バンテリン)でも代打で結果を残した〝仕事人〟がここでも躍動した。結果はしぶとく右前に運ぶ適時打でチェンをKO。山下は「とにかく期待に応えられてうれしいです」と話し、試合後の三浦監督は「左投手だから右打者ということはない。山下の勝負強さを見て決めた」と語った。

 5日の試合でも桑原、山下の代打が的中。この日も山下に加え6回に起用した乙坂が投手強襲安打を放ち出塁。桑原の右適時二塁打でホームを踏み得点に結びつけた。連日の代打成功に指揮官は「(起用の秘訣は)特にない。選手が頑張ってくれているだけ」と目を細めた。

 試合は中川虎の後を受けた石田、エスコバーが踏ん張るも7回に登板した4番手・シャッケルフォードの制球が定まらず、3失点で6―6の同点に。しかし直後の攻撃、先頭オースティンが左翼席に5号ソロを放ち再び勝ち越し。宮崎のこの日猛打賞となる右越え適時二塁打など、4点を奪う猛攻でシーソーゲームにケリをつけた。

 チームの主軸を担う外国人選手の来日が遅れたことも影響して3、4月は6勝21敗と低迷したDeNAだが、5月に入って5勝1敗とようやく上り調子になってきた。

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