楽天と合意に達したキューバ出身ルスネイ・カスティーヨ外野手(33)の契約内容が、基本給60万ドル(日本円にしておよそ6200万円)プラス出来高が満額で100万ドル(同1億300万円)になることが分かった。関係者からの情報を入手したMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が10日(日本時間11日)、自身のツイッターで伝えた。

 カスティーヨは14年8月にレッドソックスと7年総額7250万ドルの大型契約を結び、2年目の15年には80試合に出場し5本塁打29打点をマーク。しかし、レッドソックスは早々とカスティーヨに見切りをつけることになる。16年8月にウェーバーにかけられ、獲得に手を挙げる球団が現れなかったためメジャー40人枠を外れて傘下マイナー3Aへ。その後、一度もメジャーに昇格することなく『年俸1100万ドルのマイナーリーガー』として過ごし、コロナ禍でマイナーリーグが開催されなかった20年をもって契約満了となっていた。

 3Aポータケットでの通算成績は459試合の出場で、42本塁打、216打点。オフになるとプエルトリコやメキシコのウィンターリーグでプレーし、出場機会や打席数をキープしてきた努力は、日本で実を結ぶことになるのか。