打線の沈黙が、またもベンチの手足を縛った。DeNAは3日の楽天戦(横浜)に0―2で敗れて2連敗。直近6カード連続で勝ち越しなしと苦境に沈むチームの借金は、今季最多を更新する6まで膨れ上がった。

 慢性的な貧打に泣くベイ打線は、この日もわずか3安打で今季9度目のシャットアウト負け。8回まで続いたスコアレスゲームを何とか動かしたくても、肝心の走者が塁上に出ない限り、ベンチとしても攻撃の策を仕掛けることすらできなかった。

 苦境打開の切り札として、DeNA首脳陣は翌4日の同一カード第3戦(横浜)から、右太もも裏の肉離れで戦線を離脱していた牧秀悟内野手(28)の一軍合流を決断。相川監督は「彼が一番チームの中で打撃という意味では期待できる選手なので。彼の明るさは今のチームに必要。目いっぱい牧秀悟というものを出してほしい」と語った。

 復帰後の牧がどの打順で起用されるのかにも注目が集まる。開幕以降、指揮官の肝いりで1番打者として起用されることが多かったハマの主砲だが、リードオフマンとして起用された期間は打線全体がつながりを欠き、本来期待された役割を十分に果たすことはできなかった。

 牧の離脱後、1番打者を任されることが増えた蝦名は、直近6試合で打率2割8分、出塁率3割ジャストと及第点以上の成績をマーク。打線全体が冷え込む中、待望の復帰となる主砲を最大限有効に使うことができなければ、上位浮上への道はますます厳しいものとなる。戻ってくる主砲の一打を、反攻の合図に変えられるか。