現役復帰を目指す新庄剛志氏(48)の古巣・日本ハムでも、獲得に否定的な姿勢を崩さない球団フロントにチーム内からブーイングが噴出している。

 新庄氏が現役復帰宣言をした昨年11月には、吉村GMが「うちは契約する意思はないので」と即座に獲得を否定。それから約1年の月日を経てプロ野球12球団合同トライアウトを終えてもその姿勢に変化はなし。トライアウト当日は現役さながらのキレのある動きで安打も放ったこともあり、日本ハム内では「獲得に動いてもいいのではないか」との声が出ている。

 あるチーム関係者は「トライアウト当日を含め、新庄さんに関する話題で野球界のニュースは持ち切りだったじゃないですか。何かしらの形でも入団すれば世間の注目を集めることは間違いないし、集客だって見込める。人気が低迷してるウチが獲得しないでどうするんですかね…」。

 続けて、ここまでに至る経緯についても「当然、戦力として評価していないということはあると思います」と前置きしながらも「今のチーム内は波風を立てないことを良しとする雰囲気になってしまっている。そんな中で新庄さんのような『異端児』が入ってくると、上もやりにくいと言うか、正直に言えば怖いんだと思いますよ」と、現在のチーム事情について言及した。

 すべてにおいて新庄氏が「規格外すぎる」ということか。