終わってみれば〝新庄劇場〟で幕を閉じた。プロ野球12球団合同トライアウトが7日、一般非公開で行われ、注目の新庄剛志氏(48)も参加。シート打撃形式の第4打席では無死一、二塁の場面で日隈ジュリアス投手(23=ヤクルト)と対戦し、追い込まれながらも126キロの外角チェンジアップをバットの芯でとらえて鮮やかな〝左前適時打〟を放った。ここまで二ゴロ、四球、二ゴロと見せ場をつくれていなかったものの、最後の打席でしっかりとアピールすることに成功した。
現役当時の背番号「1」と日本ハムのユニホーム姿、そしておなじみの赤いリストバンドを両手首に巻いてグラウンドに登場。守備では現役時の定位置だった中堅以外に、一、二、三塁にも就いた。トライアウト終了後、フジテレビの生中継でゲスト解説を務めた元日本ハムの同僚・岩本勉氏(49)のインタビューに応じ「ガンちゃん(岩本氏の愛称)、あそこ(第4打席)、チャンスで打つと思ったやろ」と笑顔。「今回無観客でテンションがむちゃくちゃ下がったけど、ランナーがいてくれて、もうアドレナリンが出てボールがよく見えた。もう止まってたんじゃないかというぐらい」と続け、さらには「バリから1年前にプロ野球選手になるって言って、正直もう無理じゃないかなっていう時期もあった。けれども、ガンちゃんはじめ、みんなの応援があって今日この場に立てたことが、打席の中で自分に対して感動している」とやや興奮気味に語った。
岩本氏から「脚の動きなどを見ていると、それでもベストなパフォーマンスではなかった」と振られると「もちろん」と謙虚に即答。そして冷静な口調で「あのね、1年間自分の考えでやってきて…。もし球団に入ることができたとしたら、やっぱり素晴らしいトレーニングコーチやら、器具やら揃ってるから(コンディションが)戻ってくるような気はする。球団に頼るというか、足の回転やらパンプアップやらをできるんじゃないかなっていう。でもね、ポイントは目だったんだよね。実は。だけど見えている。ものすごく見えている」と自己評価を述べ、強い自信ものぞかせた。
その後のやりとりの中では「ここに立つことがもうパフォーマンスでしょう。だってもう48歳ですもん」とコメント。補足する形で「ちょっと申し訳なかったのはタイムリー打った後に(ガッツポーズで)手を上げてしまったこと。あのピッチャーの方(日隈)にホント申し訳なかった。何をしてんだという気持ちになってしまった」と反省の弁も口にしていた。












