西武のザック・ニール投手(31)が19日、日本ハムとの開幕戦(メットライフ)に先発。6回1安打無失点の好投で2020年シーズンのスタートを切った。

 初回、三者凡退ながら西川、大田にフルカウントまで粘られ計20球を要したニール。全体的に制球が悪く、4回まで6度のフルカウントをつくるなど無観客のホームで難しい開幕戦の投球だった。

 しかし、味方が好投する有原から4回裏に3点を先制するとニールのギアも上がった。5、6回を危なげなく打者3人で打ち取り106球で6つのゼロをスコアボードに並べた。

 登板後、ニールは「緊張はしなかったよ。ワクワクした気持ちが強かったね。今日の結果にはとても満足している。これを毎回続けていきたいね。春先のキャンプに始まり、シーズン前にはある程度調子を上げ、そしてシーズンインすればギアが上がる感じの中で、今日はゴロアウトも取れたし、三振も少し取れたのが良かった。四球が多かったのは反省点。ファンのみんながいない中でのマウンド、試合だったけれど、この環境が決して好きなわけではない。だけどプロ野球が開幕するにはこれが最善だと思う」とコメントした。