DeNAは26日の巨人戦(横浜)に1―4で敗れて2連敗。筒香、牧らの主力打者をコンディション不良などで欠く打線は3安打と沈黙し、借金生活に逆戻りとなった。前日25日の同戦には2―7で大敗し、連勝が「6」で止まったばかり。今後を占う上でも重要だった一戦を、悔いが残る負け方で落とした。

 この日の最大のポイントとなったのは、1点ビハインドで迎えた8回の守備だ。3番手で登板した坂本は無死一塁からの犠打処理をファンブルし、一塁悪送球まで重ねる痛恨のダブルエラー。無死二、三塁から粘り切れず、2点を失ったことで戦局は事実上決した。

「勢いで勝ち、粗さで負ける」。長年続くチームカラーを払拭するための取り組みは道半ばだ。春季キャンプから投内連係などのフィールディング強化に注力してきた相川亮二監督(49)も「確実にあそこで1つアウトを取っていたら」と顔をしかめた。

 この日の試合前には長丁場のシーズンを見据え、投打の主力が大量離脱している今だからこそ「粘りの野球をしながら彼らが戻ってくるのを待ちたい。それまでは(勝率)5割でもいいんですよ」と語っていた。その背景には自身がヤクルトで現役だった16年前の教訓があった。

「2010年のシーズンですね。9連敗を経験し、高田監督(当時)も休養されてしまったんですが、その後6連勝と10連勝と2つ大きく連勝できたんです。だからこそ、なおさらあの時の連敗が痛かったなと。そういう意味でも今は粘りの野球をしなければならない」

 この年のヤクルトは72勝68敗4分けの4位でシーズンをフィニッシュ。3位の巨人とは6・5ゲームで、前半戦の大型連敗さえなければCS進出も十分に狙えた。

「勝率が6割を超えれば優勝できる」と言われるペナントレースでは、勝つこと以上に負け過ぎないことも極めて重要だ。指揮官が説く「粘りの野球」で耐えながら主力たちの帰還を待てるのか。今のチームに問われているのは勢いではなく耐久力だ。