DeNAは21日の阪神戦(横浜)に16―9で競り勝って4連勝。両軍合計28安打という壮絶な乱打戦を制した。新指揮官・相川亮二監督(49)の肝いりで開幕から1番打者として起用されてきた牧秀吾内野手(28)は今季初めて「2番・二塁」で先発し、3回に2号2ランを放つなど6打数3安打3打点。打線改造が追い風となった。

 0―3で迎えた3回第2打席、一死一塁から本塁打を放ち勢いに乗ったハマの主砲。7回の第5打席では痛烈な内野安打でチーム10点目を追加し、8回の第6打席にも一死一塁から左中間を破る二塁打で好機を広げた。

 チーム方針で〝最強打者〟である牧をリードオフマンとして起用してきたが、下位打線の不調により得点圏で打席が回ってくる機会も少なく、ここまでは機能不全も指摘されてきた。試合後の相川監督は、開幕19試合目にして、自身の方針を転換させた背景について「いろいろ想定していることができなくなった」と説明。

 具体的には「本来は佐野、宮崎、筒香。出ない時に強打者がベンチに2人、後半にはその下位から攻め上げるっていう、そういうプランができないというところで、打順を変えた」と、上半身の不調で19日に出場選手登録を抹消された筒香の不在が影響していることを明かした。

試合後、龍玄とし(Toshl=右)に誕生日祝いの歌をプレゼントされたDeNA・牧秀悟
試合後、龍玄とし(Toshl=右)に誕生日祝いの歌をプレゼントされたDeNA・牧秀悟

 試合後、牧は「後ろには打ってくれる先輩方がいるので、後ろにつなげればいい。今日みたいに打てる時は、打ってチームに貢献するっていうところは変わらない」と自身の新打順について言及した上で「プレーとしてはいつもと変わらないが、声かけだったり姿勢だったり、先頭に立つものとして自覚を持ってやっていきたい」と、今後もリーダーとしてチームを牽引していく覚悟を示した。

 開幕から投打のかみ合いの悪さに悩み続けてきたDeNAだが、この日の勝利で4連勝。9勝10敗の借金1と、5割復帰も見えてきた。3位・巨人とは1・5ゲーム差。相川監督は「まだまだこれからチーム力を上げていかなければいけない。これからも継続していきたい」とさらなる上位進出を誓った。