巨人が26日のDeNA戦(横浜)に4―1で勝利し、連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた。
打線も10安打を放ったが、先発した若手左腕・井上温大投手(24)の好投が大きかった。3回までパーフェクト投球を披露し、6回まで86球を投じて3安打1失点(自責0)で今季2勝目。阿部慎之助監督(47)が「今日はいい意味で力が抜けて、いい投球をできていたのかなと感じた」と評せば、井上自身も「先頭打者を切ることをテーマに今日は投げた。粘り強く投げようと思って投げてました」と振り返った。
左腕の好投はただの1勝にとどまらず、チームにとっても価値あるものだった。28日の広島戦(東京ドーム)から前半戦の一つの山場となる9連戦を控える中、先発ローテーションが〝完成形〟に近づいたからだ。
現在は開幕投手も務めたドラフト1位ルーキー・竹丸や田中将、則本に加え、枠の兼ね合いで登録を抹消されているウィットリーなどが安定。開幕当初、井上は昨季終盤に発症した左ヒジ痛の影響で出遅れていたが、ここまで4試合に先発して防御率1・90と抜群の安定感を誇っている。
チーム関係者も「開幕当初は計算に入っていなかった1枚」と言い「今季の活躍はいい意味で予想を裏切ってくれた」と感謝するほどだ。そして、ローテの5枚目に井上がピタリとハマッたことで「現状のベストの布陣はそろった。計算できる先発投手が4人なのか、5人なのかでは投手運用の難易度も全然違ってくる。そういった意味でも井上の活躍は本当に大きい。1枠をチャレンジ枠としても使えるしね」(同)と打ち明けた。
不調によって二軍調整が続いていたエース・戸郷も9連戦中の一軍初昇格が決定。2年ぶりのリーグ優勝を目指す阿部巨人に、若き左腕が追い風を吹かせている。












