阪神・大山の起用はパズル理論

2020年04月11日 16時30分

大山は4番の座を奪い返せるか

 合わないパズルを無理にはめ込むことはない。新型コロナウイルスの影響で開幕延期となる中、阪神OBから今季の大山悠輔内野手(25)の打順について提言が飛び出した。

「今年は誰が4番を打つかどうか別として、去年の大山の4番が打線のパズルにハマっていたかの検証を絶対にしないとダメ。今年、大山をどう使っていくかは、将来にわたって阪神にとって大きな問題だ」

 こう話したOBの意図はこうだ。昨季は大山を開幕4番に抜てきし105試合目までガマン。周囲から批判もある中、本人に大きな経験を積ませた。経験から得た引き出しを、簡単に打順を下げることで無駄にしてほしくないというわけだ。

 今季の開幕4番はメジャー92発のボーアで内定。それはそれとして「与えられた4番ではなくて、自分で奪い取った4番も経験してほしい」と、前出OBは語気を強める。

 昨季の大山の成績は打率2割5分8厘こそ物足りなかったが、14本塁打、76打点、33二塁打はチームトップ。決勝打を13本記録している。これは中日・福田永将とDeNA・ロペスの15本に次ぐ数字だった。

 ただ、開幕から得点圏で17打席連続無安打だった印象と、満塁打率1割4分3厘は寂しい数字。上を見ればキリがないが2005年の4番・金本、5番・今岡の幻影を、ファンが追ってしまうのも事実だ。

「打撃技術を教えるより、大山の適性を見極められる人が必要」(前出OB)。今季の開幕後、矢野監督が大山をどう起用するのか注目だ。