長期離脱となったLAの新守護神が、沈黙を破った。
米経済紙「フォーブス」は23日(日本時間23日)、ドジャースのエドウィン・ディアス投手(32)が22日(日本時間23日)に右肘の遊離体除去手術を受けた後、自身のインスタグラムのストーリーで「より強くなって戻ってくる」と発信したと報じた。妻のナシャリー・ディアスさんも「エドウィンが無事に手術を終えて本当に良かった。手術は成功だった」と投稿。期待の新守護神が、わずかな登板で戦線離脱した直後だけに、この〝夫婦発信〟はさまざまな意味で波紋を広げている。
ディアスは昨オフ、ブルペン再建の切り札として3年6900万ドル(約110億円)の破格契約で加入した右腕だ。ところが今季は7試合で1勝0敗4セーブ、防御率10・50。直近では球速低下が目立ち、19日(同20日)のロッキーズ戦ではアウトを1つも取れず3失点。翌20日(同21日)に右肘の遊離体が判明して15日間の負傷者リスト(IL)入りとなり、球団はロサンゼルスのカーラン・ジョーブ整形外科で手術を受け、後半戦での復帰を見込んでいると発表していた。大型補強の目玉が、4月のうちに長期離脱となった衝撃は重い。ドジャースにとっては、計算していた「9回」が丸ごと吹き飛んだ格好だ。
しかもチームは22日(同23日)に敵地オラクル・パークでジャイアンツに0―3で敗れ、大谷翔平投手(31)の6回無失点、7奪三振の好投も実らず今季初の完封負け。同日時点で2連敗を喫しナ・リーグ西地区では16勝8敗でパドレスと並ぶ首位とはいえ、失速気配を否定できない。ブルペンにも絶対的な後継候補は見当たらず、ディアス不在の余波は小さくない。
だからこそ本人の「戻ってくる」という決意と、愛妻からの「成功だった」という報告は単なる近況発信では終わらない。失望を和らげる一歩になるのか、それとも「言葉より結果」を求める厳しい視線を強めるのか。新守護神を巡る空気は、復帰の日までなお揺れ続けそうだ。












