ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手(李政厚=27)の〝暴走〟が物議を呼んでいる。21日(日本時間22日)の本拠地ドジャース戦の6回、二死から右前打を放つと続くラモスが中前にはじき返した。スタートを切っていたイ・ジョンフが二塁を通過し、中堅コールの返球が送れる間に三塁も蹴って一気に本塁突入。二塁・フリーランドの中継から本塁クロスプレーとなり、手前でタッチアウト。捕手ラッシングのタッチを避け切れず、座り込んで怒りの表情をあらわにしている。

 米メディア「インフォナショナル・コム」はラッシングがベンチに引き揚げる際にチームメートに「あいつをぶっ飛ばせ」と吐き捨てた、と伝えている。終盤からイ・ジョンフはエンカーナシオン、ラッシングはスミスと交代している。

 イ・ジョンフは出塁し、山本のけん制で帰塁した際に痛みを感じたという。試合後は「ワシントンで負傷した右太腿の痛みが再発した。フルカウントだったので自動的にスタートし、勢いがついた時は痛みを感じなかった。センター前ヒットと思ったので三塁へのスピードを緩めたが、三塁コーチが振り向いたのを見て再び走ろうとし、また痛みを感じた。スライディングは問題なかった」と韓国メディア「MKスポーツ」に説明した。

 筋肉の痛みは感じないが「皮膚が痛いというか、チクチクして血が流れていないようなしびれがある。治療を受けて様子を見ます」と明かし、交代については「退場は仕方ないけど、感じたのはコンディションが悪いということ。僕はチームメートのミスで腹を立てるタイプではない。度重なるケガを経験することで敏感になってしまう。自分自身に腹を立てていたんだと思う」と打ち明けた。

 しかし、韓国メディア「朝鮮日報」は「中継を見ると三塁コーチが力強く腕を回してサインを与えた。ベース3つを狙うのは果敢というより無理に近かった」とし「マイデイリー」も「アウトになったのは三塁コーチが無理に回したせいだ」とコーチに責任があると報じている。

 また「ニュースピム」はラッシングの〝暴言疑惑〟について「捕手がジョンフとジャイアンツのダッグアウトに向かって罵声を浴びせた。現地の中継映像とともに広まっている。普段は感情を抑えるジョンフが叫び、この挑発による可能性が指摘された」と伝えている。