巨人・桜井 鬼顔をバージョンアップ!

2020年01月15日 11時00分

昨季「鬼顔」が話題となった桜井

 巨人の“鬼顔”が2020年版にバージョンアップする。昨季8勝を挙げた右腕・桜井俊貴(26)が連日、川崎市内のジャイアンツ球場で自主トレに汗を流している。昨季はヤンキース・田中将大投手(31)を参考にしたマウンド上での鬼のような表情が話題になったが、今季はさらに「マイケル・ジョーダンを取り入れます」と宣言。「バスケットの神様」をプラスしてさらなる高みを目指す。

 17年オフから参加していた「菅野組」から卒業。常夏のハワイ組とは対照的に、桜井は冬の国内で黙々と自分で考えた練習メニューをこなしている。

 昨季は交流戦から先発に抜てき。「相手になめられないように田中将大さんの表情を参考にしました」という「鬼の形相」でマウンドに立って白星を重ね、チームでは山口(15勝)、菅野(11勝)に次ぐ8勝(6敗)をマークし、5年ぶりのリーグVに貢献した。

 今季は山口がブルージェイズに移籍。韓国17勝右腕、エンジェル・サンチェス(30=前韓国SK)が加入するものの、チーム内での自身の役割はより重みを増す。「目標は去年以上の成績。貯金を5はつくりたい」と初の2桁勝利を目指すつもりだ。

 代名詞となった「鬼顔」にも、さらに磨きをかける。

「去年と同じことをやっていてはダメ。今はマイケル・ジョーダンを見ています。すごい人の動画を見ようと思って。どういう表情や動きをしているか、力が入る時にどういう顔をしているか。静止画で見て瞬間の表情を特に参考にしています」

 ジョーダンは言わずと知れた「バスケットの神様」。競技の枠を飛び越えレジェンドの表情を貪欲に取り入れることで「鬼顔」のバージョンアップを目指す。

 シーズン終盤に失速した反省から練習では走り込みを積極的に行っている。「昨季はキャンプから飛ばし過ぎてシーズン終盤に走れなくなった。走れないと投球にも影響する。今のうちに走りの貯金をつくっておかないと」。6勤1休の自主トレで毎日ポール間走10本を自らに課す。

「自分でメニューを考えることでランニングメニューを増やすことができた」と「菅野組」から一本立ちしたこともプラスに作用している。

「体のキレは走れば出てくる。がむしゃらにただ走るんじゃなくて体のバランス、足の運びが重要」と言う桜井。ジョーダンの表情と強靱な下半身をモノにしてジャイアンツにリーグ2連覇、日本一奪還をもたらす。