西武から海外FA権を行使し、米大リーグに挑戦することを表明した秋山翔吾外野手(31)の交渉窓口が、ヤンキース・田中将大投手(30)と同じ「エクセル・スポーツ・マネジメント」になるとの情報が、複数のメジャー関係者の間で認識されている。

 同社は2014年1月に田中とヤンキースの間で、7年総額1億5500万ドル(当時約161億円)の大型契約をまとめた代理人ケーシー・クロース氏が率いる大手エージェント。ヤンキースの顔として現役20年間で5度のワールドシリーズ優勝に貢献したデレク・ジーター氏(45=現マイアミ・マーリンズ最高経営責任者)や、3度のサイ・ヤング賞に輝くドジャースの169勝左腕クレイトン・カーショー投手(31)らを顧客に持っている。

 クロース氏のほかにジェフ・スチュワート氏、マーク・スタインバーグ氏、サム・ゴールドフィダー氏と3人の代理人を抱えており、契約発表となれば4人のうちの一人が担当となるはずだ。

 秋山は29日の会見で同世代の田中、ドジャース・前田の活躍に触れ「同級生の投げている姿は刺激になった。そういう舞台で戦えるように自分もなれたらいい」と語った。