プロ野球の発展に最も貢献した球界関係者に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が4日に東京都内で開かれ、ソフトバンクの小久保裕紀監督(55)が選ばれた。今季チームをパ・リーグ3連覇、2年連続の日本一に導いた手腕が高く評価され、昨年に続き2度目の受賞。2年連続での選出はイチロー、工藤公康両氏に続いて3人目の栄誉となった。

 シーズン91勝49敗3分け、2位・西武に11・5ゲーム差をつけて圧倒的強さでパの覇権を制した。ポストシーズンではCS3連勝、日本シリーズ4連勝。ペナントレース、短期決戦それぞれで手腕を発揮し、他の追随を許さなかった。

 小久保監督は球団を通じて「チームを代表して、すべての関係者、そしてファンの皆さまに心から感謝申し上げます。リーグ3連覇と2年連続日本一を目標に掲げたシーズン、選手たちはそれぞれの役割を理解し、目標達成に向けて戦い抜いてくれました。今年のチームスローガンに掲げた『全新』、まさに新たなチャレンジをし、変わる勇気と変わらぬ決意でシーズンを突き進むことができたと思います」とコメントを発表し、ナインの奮闘をたたえた。

 その上で「コーチ・スタッフ・フロントの献身的なサポート、そして常に温かく、時に厳しく見守ってくださったファンの声援が、大きな力になりました。この賞は、福岡ソフトバンクホークスの高い組織力と、一人一人がプロフェッショナルチームの一員として役割を果たすことができた証だと思います。来年も新たな目標をもって、新たな挑戦をし続け、福岡の皆さま、そして全国のホークスファンに誇りに思っていただけるチームづくりを続けてまいります」と周囲の支えに改めて感謝し、さらなるチーム強化を誓った。