〝夢〟はMLB投手における最高の栄誉をつかむこと―。今オフ、ポスティング・システム(入札制度)での米球界移籍を目指す西武・平良海馬投手(26)が31日、球団から権利行使を伝えられた後、初めて報道陣にも応対。19年オフから訴えていたMLB挑戦の希望が叶ったことへの喜びを口にした。

 約13分間の会見のなか、MLBでは「先発」を希望することを公言した平良は叶えたい夢について、MLBの投手タイトルにおいて最高の栄誉でもある「サイヤング賞」を挙げ、「ピッチャーなら誰もが取りたいと思っていますし、そこに向けてやっていきたい。いちピッチャーとしては」と思いを打ち明けた。

 今季はNPBで23年以来の先発再転向で、22試合に先発。12勝5敗、防御率1・36でリーグの最優秀防御率のタイトルも獲得するなど、そんな野望にも将来的には十分に到達可能なポテンシャルを披露した。

 今後は代理人を通じてMLB球団との交渉に、移籍に向けたフェーズは移る見込みで、年数や条件面など契約にむけた額面が大きくクローズアップされることになるが、最終的な契約に盛り込まれる「出来高」の項目にも注目が集まるところ。11年オフに日本ハムからレンジャーズにポスティング移籍したダルビッシュ有は、6年総額6000万ドル(レートは当時)で契約した際に、総額400万ドルの出来高を設定。このインセティブのなかに「サイ・ヤング賞」獲得した際の項目を設定するなど、自らのモチベーションとした過去の契約事例もある。

 今季までNPB9年で、先発・中継ぎとどちらの適性・適応力も随時、示したきた平良だが、今後MLB球団により展開される争奪戦においても、希望はあくまで「先発投手」。その意思を事前にはっきりと示した形だ。