慎重に復帰ロードを見据えている。ソフトバンクの大津亮介投手(27)は先月21日に佐賀市内の病院で右ヒジ頭疲労骨折ならびに骨棘障害にともなう右ヒジ頭スクリュー固定術と右ヒジ関節クリーニング術を受けた。競技復帰までは4~5か月の見込み。今季チームで唯一「規定投球回」をクリアし、12勝を挙げた右腕は「(来季)開幕に間に合えばいいようにCS、日本シリーズも我慢した」と、ポストシーズン中の手術に踏み切った理由を語った。
終盤戦は右ヒジの痛みに耐えてローテーションを守った。昨シーズン中も悩まされた疲労骨折。一度は消えていた〝古傷〟の所見が、今夏に受けた検査で再び見つかっていた。「長く野球をやりたい」。悩み抜いた末に、早期復帰よりも再発を防ぐため強度を高める術式にこだわった。
セカンドオピニオンに時間を割き、経験者に直接話を聞いて、複数あった術式のメリットとリスクを精査。「開幕にこだわりすぎて無理する必要があるのか。長い目で見ると、その判断は大事だなと思った」。患部にはボルトを埋め込んだ。なじむまでに違和感が生じることも想定。「復帰を焦ってもう一回ケガするっていう選手も他の球団で見てきた。そこだけ気をつけていこうと思う。僕の中では慎重に、確実に合わせていきたい」と冷静に前を向いた。
大躍進とも言える今季を「すごく自信がついた。このホークスで先発としてイニング数を一番投げられたことは、今後にいいイメージを持ちながらいける」と振り返った大津。チームへの貢献度を意識する右腕は「開幕からフルで戦いたいというのが一番」との思いを明かしつつ、急がば回れで来季も先発の軸を担うつもりだ。












