パ2位の西武は2日のオリックス戦(ベルーナ)に5―1で快勝した。1点を追う5回に好調の2番・蛭間の2点適時二塁打などで3点を挙げれば、先発した武内が7回5安打1失点と好投し、投打ががっちりとかみ合った。
試合後の西口文也監督(53)は「武内がしっかりゲームをつくってくれ、点数が欲しいところで蛭間が打ってくれて。本当にチームが勢いづきました。まだまだ大事な戦いが残っているので、一戦一戦頑張っていきます」と後半戦最初のカードでの勝ち越しに笑顔でうなずいた。
残りは44試合。ここまでの首脳陣は今後の勝負どころを見据え、余力を残す起用を続けている。先発投手にはほぼ全試合で中6日以上の登板間隔を設け、救援陣も2連投がメド。リリーフの球数についても1登板で30球程度を投じた場合は、連投でなくても翌日はベンチ外とするなど、登板過多による〝パンク回避〟へ細心の注意を払っている。
この日の8回に登板した2年目のウィンゲンターは、1イニングを無失点でパ新記録となる18試合連続ホールドをマーク。また、一軍のキャリアはプロ入りの年数が浅い投手へのサポートはさらに手厚い。
チーム3位の27試合に登板したドラフト2位左腕・岩城は6月下旬から約1か月間、リフレッシュを目的とした抹消期間を経て再登録。同2位の31試合に登板した高卒2年目右腕・篠原も同様の趣旨で〝骨休め〟させている。
目の前の試合に勝つための戦力をあえて控えめに起用する目的は、あくまでも先々をにらんでのこと。豊田投手チーフコーチも「(現在は)その状態をつくっていくということ」と話し、いずれ訪れる一戦必勝モードに向けて〝ムチ入れ〟のタイミングをうかがっているという。
首位のソフトバンクとは6ゲーム差で3位の日本ハムとは0・5差。覇権を争う上でリーグ1位のチーム防御率2・84を誇る投手力はストロングポイントとなる。いつフル回転へかじを切るのか。7年ぶりのV奪回へ大きな鍵を握っている。












