ソフトバンクは31日の広島戦(みずほペイペイ)に3―1で勝利し、連勝を「4」に伸ばした。4番の栗原陵矢内野手(29)が16号2ランを放った。

 6回、栗原の前を打つ近藤がここまで打ちあぐねていた相手先発・岡本から二塁打を放ち1点を先制した。先輩の一打に「気持ち的にもちょっと楽になった」と打席へ向かうと、初球の内角に切り込んできた変化球を強振。高々と上がった打球はテラスを越えて右翼スタンド席まで届いた。

 5月は打率2割7分8厘、11本塁打、26打点でフィニッシュ。好調をキープしたことで本塁打、打点でリーグ2冠を独走中だ。小久保監督は「インサイドの曲がり系(の球)の打ち損じが非常に少なく、難しいボールに詰まりながらでもフェンス直撃を打てる技術がある。その辺りが少し進化している」と評した。

 これ以上ない滑り出しを見せたプロ12年目。昨年までの習慣にも変化が訪れている。これまでは試合後にバットを振り込む際は、師である近藤とともに練習を行うことが多かったが、今季は師のもとを〝卒業〟。「打撃のことはよくしゃべりますけど」と前置きした上で、「1人で考えて打てるようになることとか、1人で考える時間を大事にしないと、これからの野球人生であったり後輩たちに対して見せていく姿ができないなと感じた」と〝独り立ち〟の意図を説明。主力としての自覚が習慣に変化をもたらした。

 近藤は「打ってくれそうな雰囲気もあるし、頼りになる」と後輩の活躍に目を細めた。中軸として打撃でも姿勢でもチームをけん引していく。