ソフトバンクは28日のオリックス戦(京セラ)に7―1の逆転勝ちを収め、5カードぶりにカード初戦を制した。6回まで相手先発・ジェリーに3安打、無得点に封じられた打線が終盤に奮起。7回に笹川の同点打で試合を振り出しに戻すと、8回はこの日「猛打賞」の活躍を見せた周東が二塁打で好機を演出し、代打・中村晃の決勝打などで3点を奪った。9回は栗原の5号3ランでダメ押し。攻撃陣が序盤の重苦しい雰囲気を振り払う意地を見せたゲームだった。

 本拠地11連勝中で首位を快走するオリックスの勢いを止める価値ある勝利。試合後、小久保裕紀監督(54)は「今日はいい勝ち方だった」と会心の勝利を振り返り、勝機をたぐり寄せた参謀役をたたえた。

 分岐点となったのは1点を追う7回の攻撃。先頭・今宮が左前打でチャンスメークすると、ベンチはすぐさま代走に庄子雄大内野手(23)を送った。「村松コーチと本多コーチから提案があった。その提案のおかげ。オレの頭にはなかった。あそこのスチールがなかったらズルズルいっていたと思う」(小久保監督)。山川、牧原大が倒れて二死一塁となると、庄子は初球から果敢に走って二盗に成功。この日、今季一軍初昇格となった笹川の同点打につながる価値あるスチールだった。

 この試合前まで直近10試合の戦績が3勝7敗と低空飛行が続いていたホークス。この日の勝利で3、4月度の月間勝ち越しを決め、下降ぎみだった悪い流れを断ち切るきっかけとしたい。