米国・WWEのプロレスの祭典「レッスルマニア42」初日(18日=日本時間19日)は、ネバダ州ラスベガスのアレジアントスタジアムに5万816人の大観衆を集め熱狂の連続となった。

 前世界ヘビー級王者のセス・ロリンズは、〝皇帝〟グンターと一騎打ち。昨年10月に肩を負傷し長期欠場していたが、約半年ぶりの試合復帰となった。戦前の予想通り強豪同士の激戦となり、ロリンズはおきて破りのスリーパーホールドで対抗。場外戦でも圧倒したところで、何とブロン・ブレイカーが乱入してきた。

 殿堂者リック・スタイナーの息子は、昨秋にユニット「ザ・ビジョン」からリーダーのロリンズを追放。今大会の主役候補と目されていたが、練習中に腰を負傷し欠場していた。スピアーで突進するとすさまじい角度で激突し、ロリンズを場外バリケードに叩きつけた。ブレイカーにリングに放り込まれたロリンズは、グンターのスリーパーで絞め落とされ、屈辱の敗戦を喫した。試合後もブレイカーから2発目のスピアーをくらってダウン。ブレイカーはビジョンを率いる代理人ポール・ヘイマンと抱擁をかわし、復活をアピールした。

 無法集団「ザ・ジャッジメント・デイ」のリブ・モーガンは女子世界王者ステファニー・バッケルに挑戦。例によって仲間のロクサーヌ・ペレスとラケル・ロドリゲスが介入。最後は飛びつき式コードブレイカーからオブリビオン(変型DDT)を決めて、1年3か月ぶりに最高峰王座を腰に巻いた。試合後は同じ無法集団のドミニク・ミステリオに飛びついて、喜びを表した。

ジェイコブ・ファトゥ(上)は驚異のムーンサルト弾でドリュー・マッキンタイアをテーブル葬(©WWE)
ジェイコブ・ファトゥ(上)は驚異のムーンサルト弾でドリュー・マッキンタイアをテーブル葬(©WWE)

 ジェイコブ・ファトゥvsドリュー・マッキンタイアの非公式試合は、テーブル、イスが飛び交う大乱戦に。互いの試合に乱入を繰り返した無法者同士の決着戦は、ファトゥが巨体からムーンサルトプレスを放ってテーブル葬に処し、3カウントを奪った。

ベッキー・リンチ(上)はAJリーを痛めつける(©WWE)
ベッキー・リンチ(上)はAJリーを痛めつける(©WWE)

 女子インターコンチネンタル王者のAJリーは、宿敵ベッキー・リンチと王座戦。世界ヘビー級王者CMパンクの妻は、ロリンズ夫人と一進一退の攻防を繰り広げるも、レフェリーを盾に使われ攻撃をちゅうちょした。この隙に、マンハンドルスラムで叩きつけられ、ベッキーに王座奪還を許した。

ユーチューバーのアイショースピード(上)はローガン・ポール(下)を驚異の空中弾で実況席ごと粉砕(©WWE)
ユーチューバーのアイショースピード(上)はローガン・ポール(下)を驚異の空中弾で実況席ごと粉砕(©WWE)

 人気ユーチューバーのアイショースピードは、ビジョンのローガン・ポール&オースティン・セオリーと組み、ウーソズ(ジミー&ジェイ)&LAナイト6人タッグ戦。驚異の空中殺法を連発してファンを驚かせた。試合はスピードの誤爆で倒されたセオリーが、ナイトのBFTを浴びてビジョンの敗戦で終わった。試合後はスピードが怒りのローガンから制裁されたが、ナイトとウーソズの援護を受け鉄柱の上から命がけのボディープレス。見事にローガンを実況席でテーブル葬として、観衆から拍手喝采を受けていた。

「WWEレッスルマニア42」はABEMAにて中継された。