第98回選抜高等学校野球大会で昨秋神宮大会の決勝カードが再び実現する。神宮大会王者・九国大付(福岡)は、同大会準Vの神戸国際大付(兵庫)と第4日第1試合で対戦する。

 昨秋の神宮大会決勝では九国大付が11―1で快勝。しかし楠城祐介監督(42)は「神宮の決勝でも、大差で負ける可能性を意識するくらい脅威のあるチームでした。秋に勝ったからといって何かが変わるわけではない。しっかり準備して臨みたい」と気を引き締めた。

 勝利へのポイントには投手に踏ん張りと守備を挙げる。「初戦で投げるピッチャーがしっかり抑えて、しっかり守って。そこから打撃につなげていく。改めて守備面を強化して試合に入りたい」と堅実な戦いを思い描いた。

 ただ昨秋の神宮大会決勝で「1番・中堅」として出場し、1安打3打点と初優勝に貢献したプロ注目の牟礼翔外野手(3年)は今大会のメンバーに名を連ねていない。1月中旬、学校の授業中に起きた生徒指導案件を日本高野連に報告した結果、公式戦出場停止となった。

 楠城監督は「打順やポジションは他の選手が担うことになるので、当然難しい部分はあります。ただ、この大会だけのために指導しているわけではありません。牟礼にも将来がありますし、他の選手も同じ。チーム全員で束になって戦っていくだけです」と前を向いた。