第6回WBCに臨む侍ジャパンは27日、バンテリンドームでの中日戦に5―3で勝利し、壮行試合を2勝1敗とした。流れを呼び込んだのは「4番・三塁」で先発した佐藤輝明内野手(26=阪神)だ。
初回一死一、二塁。相手先発・柳が投じた内角低めのカットボールを初球から振り抜いた。打った瞬間、確信の表情を見せた打球は新設のホームランウイングを軽々と越え右翼席中段へ。「NPB+(プラス)」の計測によると打球速度179・4キロ、飛距離131・4メートルの特大先制3ランとなり、場内は一気に熱狂した。ベンチでも大谷翔平投手(31)が右手を挙げてたたえ、ダイヤモンドを一周した佐藤と笑顔でハイタッチを交わした。
一時は追いつかれたものの、打線が粘り強くつながり代表の底力を示した。佐藤はヒーローインタビューで「捉えることだけ意識して、いつもどおりを心がけた」と淡々。「アピールする立場。しっかり結果を出さないといけないので、いい結果が出て良かった」と言葉を引き締めた。
大谷、村上(ホワイトソックス)、岡本(ブルージェイズ)、鈴木(カブス)、吉田(レッドソックス)らMLBの強打者がそろう中で4番を託された一撃は存在感を刻む一打でもある。初戦のソフトバンク戦(22日・サンマリン宮崎)でも3安打5打点と好調を維持。「いい準備をして本番に臨めるよう、みんなで頑張っていく」と締めくくり、1週間後に迫るWBC開幕を見据えた。












