天龍プロジェクト25日の新木場大会で行われたインターナショナルジュニアヘビー級王座戦で、矢野啓太(38)が岩本煌史(35)を破り、第28代王者に輝いた。

 5度目の挑戦での初戴冠となった。序盤から矢野は持ち前のグラウンド技術で、岩本を関節地獄に引きずり込む。やのかもめ、アームロックなどでいじめ続けた。しかし、20分を経過してもなおグラウンド主体の攻防が続くと、業を煮やした岩本からはブレーンバスター、ジャーマンスープレックスで反撃される。デスバレーボムまで決められ、絶体絶命のピンチに陥った。

 それでも矢野は隙をついて、懸命に丸め込みを狙い続ける。返す王者を、最後は逆さ抑え込みの体勢に捕らえ、大逆転の3カウントを奪った。

 試合後、リングに上がった天龍からは「矢野啓太が5度目のチャレンジで、初めてベルトを巻いたというお土産もちゃんと(観客に)渡せた天プロ、憎いよねえ。俺はすごく満足しています」と称賛される。マイクを受け取った矢野は「やっと取れました。もうすぐ春の兆し、龍の兄弟、人生は素晴らしい。以上、ノーコメント」と独特な言い回しで喜び、大会を締めていた。