巨人の新4番候補として期待される新助っ人、ボビー・ダルベック内野手(30=前ロイヤルズ3A)への警戒感が高まっている。

 24日までのオープン戦では、3試合の出場ながら5打数2安打で打率4割。本人は自身の役割を「ホームランを打つことと、二塁打などの長打を打つことによって打点を挙げる。それがチームの得点につながる」とわきまえつつ「シーズン中にしっかり打てるように」と強調している。

 今季の打線の最重要課題は、ブルージェイズに移籍した岡本に代わる大砲の出現だ。昨季は岡本が長期離脱に追い込まれた後もトレイ・キャベッジ外野手(28)が〝孤軍奮闘〟。チームトップの17本塁打をマークした一方、他の助っ人野手は定着できなかった。

 ただ、日本の野球を1年間経験したキャベッジにはさらなる〝上積み〟が見込める。加えて新戦力のダルベックが期待通りの打力を発揮できれば、両輪となって打線が機能する可能性がある。

 しかも、ライバル球団の関係者は「シーズンで2番にキャベッジ、4番にダルベックを置かれるとかなり厄介。シーズン中にキャベッジとダルベックが合わせて60本ぐらいホームランを打つなんてことがあったら、手がつけられなくなる」とマークを強めている。

 現状のオープン戦の打順ではキャベッジが4番、ダルベックが5番となるケースが多い。昨季のキャベッジは2番で打率3割1分3厘、7本塁打、12打点で出塁率は3割6分。4番では打率2割6分3厘、6本塁打、26打点、出塁率3割5分の成績だった。どちらの打順も39試合こなし、打率と出塁率は2番の方が上回っていた。それだけに、4番にメジャー通算47発のダルベックが控える方が攻略が難しくなりそうだというが…。

 ダルベックはまだまだベールに包まれた部分も多いが、助っ人コンビの〝合体技〟が光れば2年ぶりのリーグ優勝にも近づきそうだ。