巨人は14日のヤクルト戦(神宮)に4―5で惜敗した。先発した山崎伊織投手(27)は6回途中3失点で降板。味方の援護にも恵まれず、一軍復帰登板での今季初白星とはならなかった。

 右肩のコンディション不良により開幕直前に戦線離脱していた山崎は、この日が今季初の一軍での先発。3か月半遅れの〝開幕〟に「公式戦で言えば(昨季の)CS以来なので緊張しますし、その中でも落ち着いて、まずは自分のピッチングを心がけて初回を頑張りたい」と意気込んでマウンドに上がった。

 初回こそ二死から内山に二塁打、増田に四球を与えていきなりピンチを招いたが、赤羽を冷静に右飛に打ち取って無失点スタート。2回以降はリズムを取り戻してテンポのいい投球を続け、スコアボードには0が並び続けた。

 味方の援護点を待ちながら快投を続けていた右腕だったが、両チーム無得点で迎えた6回にヤクルト打線に捕まった。安打と四球で二死一、二塁と初回以来のピンチを招くと、赤羽に適時打を浴びてまずは先制点を献上。続くセデーニョに中前打を許した際には中堅キャベッジが送球に時間を要している間に一走・赤羽まで本塁に生還…。この回一挙3失点を喫した。

 ここで無念の降板となった山崎は、昨年の9月19日の広島戦(東京ドーム)以来、298日ぶりとなる復活勝利とはならなかった。

 試合後には「緊張しましたし、立ち上がりはピンチだったんですけど、なんとか初回を終えて緊張感も取れた。先制点を取られないようにと思ってやったんですけど、(6回の失点は)1点のところで止めておかないといけなかったです」と反省。

 それでも橋上監督代行は「勝ちはつかなかったんですけど、こちらが思い描いている以上に、球のキレだとか制球だとか、そういったものは今季(一軍)初登板とは思えないくらい良かったのでね」と右腕を絶賛し「戸郷投手が(一軍を)抜けてしまったタイミングで戻ってきてくれましたんで。明日以降の状態の確認は必要になると思いますけれども、問題なければ次回以降も非常に期待に応えてくれるような投球をしてくれると思います」とさらなる活躍に期待を寄せた。