MLBが13日(日本時間14日)から4日間のオールスターブレークに突入した一方、米東部時間8月3日午後6時(同4日午前7時)のトレード期限が着実に迫っている。
最も去就が注目されているのは、最強左腕の呼び声が高いタリク・スクバル投手(29=タイガース)だ。昨季まで2年連続でサイ・ヤング賞に輝き、年齢的にも垂ぜんの戦力。チームも優勝争いから大きく後退し、来季以降を見据えてスクバルと引き換えに複数の若手の有望株を獲得するのではないかと米メディアをにぎわせ続けている。
MLB屈指の資金力を誇るドジャースは有力候補に挙げられるとともに、〝撤退報道〟も流れている。ただ、米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者であるジェフ・パッサン氏は13日(同14日)、同局の番組「Get Up」で「タリク・スクバルを獲得しようとするチームがあり、その意欲と能力の両方を兼ね備えているとすれば、それはロサンゼルス・ドジャースだ」と断言した。
ドジャースはライバル球団とのマネーゲームを次々と制し、毎年のように大物選手を獲得。そのため「悪の帝国」のレッテルを貼られ、多くの反感を買っていることも事実だ。同氏は「人々がそんな話を聞きたがらないことも分かっている」と他球団のファンへの配慮も見せたが、現実問題として最有力はドジャースだとみている。
ワールドシリーズの3連覇を目指すチームは地区首位を独走。先発ローテーションはエースの山本や勝ち頭のロブレスキ、抜群の安定感を誇る大谷が奮闘し、すでに戦力は十分にも映る。ただ、地元紙「カリフォルニア・ポスト」はスネルとグラスノーが負傷者リスト入りしている状況を踏まえ「彼らが目指す10月の快進撃は、選手層の厚さを日々の緊急事態に変えてしまう傾向がある」と〝可能性大〟と占った。
ドジャースがスクバルを獲得すれば、さらなる批判が集中することは確実。同紙も百も承知のようで「このチームが2度のサイ・ヤング賞受賞者を獲得する構想は、まさに野球界全体が嘆き、鉄壁のサラリーキャップ制度の導入を求めるような典型的なシナリオだ」とも伝えた。残留か移籍か。期限まで2週間あまりとなっている。











