背番号53が突然崩れた。広島の岡本駿投手(24)は14日のDeNA戦(マツダ)に先発したが、5回に一挙5失点。打線が築いた4点のリードを守れず、5敗目(6勝)を喫した。チームも4―5で逆転負けとなった。

 序盤は快調だった。初回に牧へ四球を与えたものの、力強い直球を軸にDeNA打線を圧倒。4回二死まで無安打投球を続けた。石井投手コーチも試合中、「ストレートの走りもよくストライク先行でしっかりとゾーンでピッチングができている。持丸も打者をよく見てリードしてくれているし、若いバッテリーでチームに勢いをつける投球をしていってもらいたい。こんなもんじゃない!」と期待を寄せていた。

 しかし5回、暗転した。先頭の松尾に中前打を許すと、梶原に左前打、宮下には中越えの適時二塁打を浴びて失点。さらに代打・度会の左前適時打で2点目を失った。勝又への四球で無死満塁とすると、佐野に中前適時打を浴びたところで降板となった。

 一死満塁でマウンドを託された2番手・島内も流れを止められなかった。初球が暴投となって同点を許すと、エンカーナシオンに中犠飛を献上。4点のリードは、わずか1イニングで消え去った。岡本は4回1/3を6安打5失点だった。

 一方、赤ヘル打線は初回、ファビアンの先制10号2ランと大盛の右翼線適時二塁打で3点を先制。4回には再びファビアンが右翼への犠飛を放ち、4―0と試合を優位に進めていた。しかし、先発の乱調により立て直せず、痛恨の逆転負け。チームの借金は13に膨らんだ。