ソフトバンクのチーム内で、いわゆる〝朝活〟が広がりつつある。宮崎春季キャンプは第5クールに突入。紅白戦や侍ジャパンとの強化試合など実戦が増えていく中でも、ナインがキャンプインから継続して取り組んでいるのがウエートトレーニングだ。

 19日の紅白戦で実戦チーム第1号を放った川瀬晃内野手(28)は「(キャンプ中でも)ほぼ毎日やっている」と明かした。年間を通じた体づくりに重点を置く選手が多いホークスでは、この宮崎キャンプでも野手陣を中心に、トレーニングを朝に済ませる選手が目立つという。

 全体練習の開始時刻は午前9時15分と、他球団と比べても早い。練習前にウエートを入れるとなれば、さらに前倒しの行動が必要になる。〝朝活〟を実践する選手の一人は、6時台のチームバスで球場へ移動し、7時半ごろからトレーニングを始めている。

 朝に行う理由は何か。答えは「シーズンへ向けての習慣づけ」だという。シーズン中は連日試合が続き、ナイター後に毎日ウエートをこなすのは肉体面でも精神面でも負担が大きい。キャンプの段階から練習前、試合前に体を動かすルーティンをつくっておけば、シーズン中も継続しやすい。別の選手も「練習後にウエートとなるとどうしても『めんどくさいな』と思ってしまう時もある。それなら先に終わらせれば全体練習後は特打、特守(などのやりたい技術練習)ができる」と、心理的な利点を口にした。

 早朝からの始動には相応の労力が伴う。それでもチーム内からは「やらされていないから続く選手が多い」と前向きに受け止める声が上がる。「結果を残す選手ほどルーティンがしっかりしている」と言われるように、習慣化は重要な要素だ。〝朝活〟を武器に、強い体づくりを実現できるか。