WBCに臨む野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿は19日、第2クールを終えた。この日は第5回大会を率いて優勝に導いた栗山英樹前監督(64)がチームを激励。大会連覇を託されている井端監督と30分ほど話し込む姿があった。

 史上最強メンバーとも称される井端ジャパン。そんな中で栗山前監督が目を向けたのは、今季からメジャーの舞台に挑戦する2人だった。「ムネにしても、和真にしても簡単なことじゃない。自分の人生をかけてメジャーに勝負する1年目っていうのはすごく重要な中で、彼らがそういう決断をしてくれた。ひたすらもう、ただただ彼らに感謝するしかない」。

 このオフ、ともにポスティング移籍で海を渡った村上宗隆内野手(26=ホワイトソックス)と岡本和真内野手(29=ブルージェイズ)。米挑戦1年目の春は、新天地に慣れる上でとりわけ大事な時期だ。それを承知の上で、日の丸を背負って戦う2人に栗山節で敬意を示した。

 2人の合流でさらにチームの結束が深まることは間違いない。「長嶋(茂雄)さんがずっと言われてきた『伝道師たれ』っていうね」とも語った栗山前監督。史上最強軍団にふさわしい「大会連覇」を切に願い、井端ジャパンにパワーを注入した。