オールスターに2度出場したニック・カステラノス外野手(33)がフィリーズから解雇されたことを受け、ロブ・トムソン監督(62)が13日(日本時間14日)に初めて口を開いた。

 カステラノスは昨年6月、途中交代させられたことに憤慨。トムソン監督に不満をぶつけたばかりか、交代後のベンチにビールを持ち込むなどチームの輪を乱した。ビールは飲む前に没収されたものの両者の間には〝しこり〟が残り続け、トレード相手も見つからなかった球団側は解雇するに至った。

 本人は自身のSNSに〝謝罪文〟を掲載したが、チームスポーツの野球で造反行為はご法度。実績ある選手を失う形となったトムソン監督は、米スポーツ専門局「ESPN」などに対し「彼が自分の過ちを認めたことを誇りに思う。誰でも間違いを犯すものだ」と語った。さらに「ニックは多くの場面でチームを支えてくれた。ビッグヒットやプレーで貢献し、多くの試合を勝ち取る助けになってくれた」と感謝を述べ「心から彼の今後の活躍を願っている」とした。

 カステラノスの今後について、同局が「どのチームもMLBの最低年俸78万ドル(約1億2000万円)で契約できる」としたように他球団は〝格安〟で獲得が可能。契約が成立すれば、今季契約(2000万ドル=約30億6000万円)の残額分となる1922万ドル(約29億4000万円)をフィリーズが支払うことになる。