開幕したミラノ・コルティナ五輪で〝欧州の笛〟が飛び出して物議を醸している。

 いよいよ開会式が6日に行われ、ついに開幕した夢の祭典。ただ、審判の判定を巡っていきなり議論を巻き起こしている。

 開会式を前に6日に行われたアイスホッケー女子1次リーグで、日本は初戦のフランス戦で3―2と接戦を制して白星発進を決めた。

 ただ熱戦の一方で、首をひねる場面も。日本が3―1でリードして迎えた終盤、日本のGKが落としたスティックをフランスの選手が大きく払って、その影響でゴールを許してしまった。直後に日本が抗議してビデオ判定となるが覆らず、フランスのゴールは認められた。

 これにはSNS上で「日本のGKのスティックをフランスの選手が明らかに手の届かない位置に投げて(はたいて)いたが、反則ではないという判定。VARもあったが覆らず、そこがよく分からなかった」などと疑問の声が続出。また、他のプレーも含めて試合全体として「それにしても審判ちょっとフランス贔屓じゃない??」「フランス…勝つためには汚いプレーしてくるし審判も取ってくれない」「マジで終わってんだろこの試合の審判」などと開催地が欧州であることから、フランス有利の判定と指摘する声が相次いでいる。

韓国のカーリング混合ダブルス代表のチョン・ヨンソク(ロイター)
韓国のカーリング混合ダブルス代表のチョン・ヨンソク(ロイター)

 また、4日に行われたカーリング混合ダブルス1次リーグの韓国―スウェーデンでは、選手が試合続行を望んでいるにもかかわらず、審判によって試合が途中で強制的に終了させられる異例の事態が起きた。

 第6エンドを終えて韓国がスウェーデンに3―10と大量リードを許したところで試合終了に。両チームの選手は一斉に動揺し、勝つことになったスウェーデン側からも試合続行も申し出がなされたが、審判は認めなかった。

 カーリングでは選手が試合途中で負けを認めることはあるが、審判が勝手に試合を終わらせるルールはない。そのためSNS上では「誤審というより非常に意図的な側面があるので、これはさすがに資格停止もやむなしかと」「これは資格停止レベルではなく、永久追放&罰金レベルですね」「審判のレベルは、いろんな大会でも問題になってますが、大事な五輪でって感じですね…」と波紋を呼んでいる。こちらも欧州勢に有利となる判定が共通している。

 2024年のパリ五輪では開催国フランスを始めとした欧州勢有利の判定が〝乱発〟されて物議を醸し、冬季五輪でも前回22年北京大会でノルディックスキー・ジャンプの高梨沙羅が団体でスーツ違反として失格を受けるなど不可解な判定が脚光を浴びている。

 今大会も〝欧州の笛〟が連発となってしまうのか懸念が高まる。