ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体で銅メダルの高梨沙羅(29=クラレ)が来季に向けて決意を新たにした。

 今季は五輪の混合団体で悲願の表彰台に上がり、スーツの規定違反により失格となった2022年北京大会の雪辱を果たした。その一方でW杯個人戦では最高4位と2季連続で表彰台を逃した。

 3月31日に羽田空港に帰国した際に「自分の中で勝てるという確信がないと、そこ(表彰台)には登れないのかなと。着々とシーズンが進むにつれて、良くなっているという感覚はありながらも勝てるという感覚にはなれなかった」と吐露。それでも「日本チームとして海外遠征にも回らせていただく中で、すごく学びの多かった年でもあった」と収穫を口にした。

 男女を通じてW杯歴代最多の63勝を誇る〝先駆者〟は、課題となっているテレマーク(着地姿勢)を改善して復活を目指す。「テレマークで点数がつくようになってきたけど、女子が出せる満点の53、54点ぐらいまで安定的に出すのが、難しい状態ではある。そこをもう少し求めていけるようにしていきたい」と力説した。

 来季に向けて現役続行を明言しており、来年2月の世界選手権(スウェーデン)が最大目標となる。「勝てるという自信を持てるようなジャンプをつくり上げることもそうだけど、世界選手権があるので。そこで表彰台に立てるようにしていきたい」と力を込めた。課題克服で高みを目指していく。