2026年ミラノ・コルティナ五輪の代表選考会を兼ねるフィギュアスケートの全日本選手権最終日(21日、東京・国立代々木競技場)、ペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の〝ゆなすみ〟こと、長岡柚奈、森口澄士組(ともに木下アカデミー)が142・39点、215・30点で2年ぶり2度目の優勝し、五輪代表を確実にした。

 この日は世界王者の〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組(ともに木下グループ)がケガにより棄権。兄貴分が不在だったものの、安定したパフォーマンスで国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを更新した。長岡は「観客のみなさんは〝りくりゅう〟先輩を見るのを楽しみにして来られていたと思うので、その分私たちがいい演技をして見に来てよかったと思ってもらいたかった。すごい自信につながった」と笑みを浮かべた。

 18日の公式練習中には長岡が右ヒザを負傷。「やっぱりケガをすると焦りが出てきて、2人ともメンタルが沈んでしまう」と振り返ったが、話し合いの場を設けることで気持ちをコントロール。森口は「自分たちでしてきた練習の貯金というか、こうやってケガをしていても演技ができるのは自信にもつながったし、エレメンツの強さにもつながったと思う」と手応えを口にした。

 単純比較ができないとはいえ、今大会の点数は25年世界選手権銅メダルに相当する。森口は「全日本を超えるような演技がしたい」ときっぱり。代表入りが濃厚な五輪では、一気にメダル前線に浮上する可能性もありそうだ。