寝不足の原因は――。2026年ミラノ・コルティナ五輪最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権初日(19日、東京・国立代々木競技場)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、ジュニアの中田璃士(TOKIOインカラミ)は89・91点で3位発進だった。

 昨季の世界ジュニア王者が、シニアのライバルに負けじと好位置につけた。冒頭の4回転トーループ―3回転トーループの連続ジャンプ、4回転サルコーを成功。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷が乱れるも、引きずることなくまとめた。演技後には「朝の練習があまり良くなかったので、今までで一番緊張したSPだけど、一つひとつ集中してやることをやった。スピンは練習が必要なだけど、ジャンプをまとめられた」と振り返った。

 昨晩は2時間おきに目が覚めるなど、思うように寝付けなかった。「スケートの夢を見て、試合のフリーで110点くらいを出していたのでめっちゃ焦ったけど夢だった。次はまたフリーで180点ぐらい出して『よし』と思ったら起きたら夢だった」と苦笑い。それでも、悪夢は避けて吉夢を自らの演技につなげてみせた。

 果たして今晩はどんな夢を見るのか。「いい夢を見たいけど、夢(の内容)を決めれるのは自分じゃない。いい夢を見られることを願って、夢の結果が悪くてもそれに動揺しないで、やることをやりたい」ときっぱり。20日のフリーも夢に振り回されずに、己の演技に集中する。