大型補強に慎重姿勢だったドジャースが〝現役最強守護神〟エドウィン・ディアス投手(31=前メッツFA)を電撃獲得し、ウインターミーティングをにぎわせた。
ワールドシリーズ連覇を成し遂げた一方、最後まで落ち着かなかったのが救援陣。中でもクローザーとして期待されたスコットは背信投球を繰り返し、メジャー1年目の佐々木が配置転換されるなど誤算続きだった。そこでディアスを3年総額6900万ドル(約108億円)で射止め、12日(日本時間13日)には入団会見も済ませた。
もはやV3へ死角が見当たらないようにも映るが、やってみなければ分からないのが勝負の世界。米メディア「クラッチポインツ」は13日(同14日)、「ウインターミーティング最大の勝者はドジャースではない」と伝えた。そして〝真の勝者〟には今季のア・リーグ東地区で最下位に沈んだ「オリオールズ」を挙げた。
オリオールズは今季38本塁打で、メッツからFAとなっていたピート・アロンソ内野手(31)を5年総額1億5500万ドル(約242億円)で獲得。36発のテーラー・ウォード外野手(32)をエンゼルスからトレードで引き入れ、58登板で21セーブを挙げたライアン・ヘルズリー投手(31=前メッツ)を2年総額2800万ドル(約43億円)で獲得にこぎ着けた。
同メディアは、ドジャースの動きを「変革ではなく強化」と分析し、ディアスの獲得を「すでに支配的な戦力を補強したにすぎない」と評価。一方、攻守に実力者を次々とそろえたオリオールズについては「わずか数日で崩壊状態から脅威的なチームに変貌を遂げた。この文脈こそが彼らの1週間を歴史的なものにしている」と評した。
もっとも、ドジャースと同じくシーズンを勝ち抜ける保証はどこにもない。同メディアは「AL東地区の競争は依然としてシ烈だ」と前置きしながらも「フロントの姿勢が明らかに変わった。オリオールズは待つことをやめた」と期待感を込めていた。












